38日目(5月8日):直島

<育児日記>
 今日は、まずベネッセハウスへ。直島といえばベネッセ、というくらいなので、とにかく見ておかないと。ベネッセハウスは、美術館と宿泊施設が一体となっていて、敷地内にもアート作品がいろいろと置かれている。敷地内は宿泊者しか車で入ることが出来ないというので、近くの無料駐車場に止めて、きれいな海を見ながらてくてくと20分くらいかけてゆっくりと歩いて美術館を目指した。まず、旅行ガイドブックに必ずといっていいほど載っている草間弥生氏の作品の黄色いかぼちゃが目に付く。その他にも美術館までの道のりにアート作品を見ることができるので、ゆっくりと歩いて鑑賞するのが心地よい。美術館では、ひろたんは半分くらい熟睡。まだひろたんには美術品はわからないな、というパパさんもアートはほとんど理解不能。でも昨日の地中美術館もそうだが、外国の方が多く訪れていたのが印象的だった。美術館内にあるカフェでお茶したかったけど、まだ開いてなくてなくなく断念。帰りの船の時間もあるので、美術館をあとにした。
 直島のもうひとつの目玉、古い町並みとアートを融合させた家プロジェクトが展開されている本村地区へ。ここは古くからの家々が残っていて、細い路地に入ると趣ある風景が続く。その中に、伝統的な家の外観と室内にアートを表現した家プロジェクトが6軒見学できる(共通観覧1000円)。アートの仕掛けも見事だけど、町並みをゆっくり散策するが楽しい。町屋を改造した喫茶店などもあって、のんびりと歩いて回った。そして、「玄米心食 あいすなお」という食堂で昼食をとった。庭で採ってきた野菜と玄米を中心としたあいすなおセットは、建物の雰囲気と合っていて、やさしい気分になれる昼食となった。でもひろたんは落ち着きがなく、お椀のお汁をこぼしてテーブルを汚してしまった。お店の人には申し訳なかったけど、「子供だからしょうがないよ、気にせんでいいよ。」と言ってくれたので救われた。
 もっとゆっくり散策していたかったけど、12時45分の船に乗ろうと思っているので、宮ノ浦港へ向かった。最後は少しあわただしかったけど、楽しい2日間だった。初めての宿泊でも、ひろたんはおおむね上機嫌でなによりだった。
 帰りに岡山市内の親戚の家に立ち寄って、そこから高速道路を走らせて自宅に着いたのは22時を回っていた。明日のお仕事、頑張れママさん。2日間、おばあちゃんに可愛がってもらった非日常を過ごしたひろたんは、明日からの日常に退屈にならないだろうかと、ちょっと心配。

 ベネッセハウス 「南瓜」

 本村地区の町並み

 あいすなおセット

 本村地区 軒先のネコ

 宮ノ浦港の南瓜