244日目(11月30日):はじめての電車(パパさんのベビーカー連れ)

<育児日記>
 今日は、前々から挑戦してみたいと思っていた電車子連れ旅を実践。ちょうど大学の研究室OB会があるというので、いざ京都へ。結論を先に書くと、結局京都へはたどりつけなかったのだけど、なんとかベビーカーにひろたんを乗せて、電車で移動するという経験ができた。
 まず、出発からつまずく。ひろたんが邪魔して洗濯物を干すのに手間取って、海南駅に着く手前で電車が発車するのを見送ることに。結局次の電車まで30分待ち。ベビーカーを乗せてエレベーターでホームに降り立つのからはじめての体験。電車に乗せる時は、ベビーカーに乗せたままだと危ないということを聞くので、ここではベビーカーをたたんで、ひろたんを抱っこして電車に乗り込む。和歌山駅に着くと、天王寺行き快速がすぐに出発するというので、ひろたんを抱っこしたまま、ベビーカーを担いで、階段を上り下り。時間がない時はエレベーターを待っていられないのが辛い。なんとか乗り継ぎ成功。ただ、予定時刻を大幅に過ぎていて、12時すぎに天王寺着の予定。この時点で、帰りの時間も考えると、ほぼ京都行きは断念。
 ひろたんは、最近車や電車に興味津々なので、車窓に見える行き交う電車に反応して機嫌は上々。はじめての電車にも別に不安がらずに、どちらかというと楽しんでいる様子。
 天王寺駅に着く頃には、車内は人であふれていて、途中からひろたんをベビーカーに乗せていた(満員という訳ではなく、ベビーカーを置けるスペースは十分にあった)。ただ降りる時にベビーカーをたたむ余裕もなく、そのままバックで下車。なんとかなるものだけど、人に押されて転んだりしないよう慎重に行動した。
 日曜日ということもあって天王寺周辺は人だかり。まず昼食のためレストラン街へ。エレベーターに乗ったのはいいけれど、まずここでベビーカーの試練。次から次へと人が乗り込んできて、降りるべき階で降りれなかった。でも後で少年が自分の降り際に、親切にも降りる階を押してくれて、人の優しさが身にしみる。レストラン街は13時を回っていたけど、それでもどこも行列。あまり行列のできていなかったうどん屋さんに入ることに。ひろたんと二人きりでレストラン・食堂に入るのはこれがはじめて。ひろたんは子供用の椅子に座って、大好きなうどんを黙々と手づかみで食べてくれた。好きなものを食べている時だけ大人しい。最後の方は食べ疲れて、動き出そうとしはじめたので、そそくさと退散する。どうにか昼食をこなすことができた。
 その後は、本屋さんめぐり。エレベーターに乗ったり、横断歩道を渡ったり。エレベーターは人がいっぱいだと見送ったり、階段で行けばすぐ上なのにエレベーターまで大回りしたり、路面電車のレールにつまずきかけたり、自動ドアでないドアでは一回最後まで開けてから通過した後に再びドアを閉めたり。ベビーカーでの買い物の大変さを肌身をもって感じることができた。特に階段はもとより、エスカレーターに乗れないのか不便。あと、男子トイレにほとんどおむつかえ用の施設が設置されていなかったので、おむつを替える場所を探すのにはそれだけで歩き回って苦労する。特にJRのトイレはおむつを替えるどころか、入り口に階段なんかがあるところもあって、ベビーカー連れのトイレは大変だ。
 ひろたんは基本的にずっとベビーカーに乗せられたままだったので退屈だったと思うけど、おそらく初めてみる雑踏に、萎縮したのか、興味をもってみていたのか、ずっと大人しく周辺を観察していた。電車内で気持ちよさそうに寝かけたら乗換えだったりして、あまりぐっすり寝させてあげれないかったのは少しかわいそうなことをした。
 なんとか天王寺駅まで行って、お昼ごはんを食べて、本を買って、無事に帰ることができた。途中ベビーカー連れの不便を感じながらも、逆にエレベーターやドアなどの行き違いなどで人の優しさを感じることもできて、貴重な経験ができたと思う。

 電車内でよろめきながら立つひろた

 電車に揺られて気持ちよさそうにお昼寝